2010/07/26

改装工事、終了いたしました!

写真を見た友人が『ビフォーアフターじゃん』と言いました。
成るほどそうか、そうすると判りやすいかな。
素直に改修前と改修後を並べてみようか・・・

築何十年というビルの上階2層にお住まいがあります。
最上階は全改装、もう一つは部分改装です

まずは最上階・・・

光の扱い方を工夫し、収納の統一感を与え、収まりもシンプルに・・・随分とスッキリします。
突き当たりの扉を開けると、リビング・ダイニング・キッチンが現れます。
旧突き当たりの扉です。
昔は和室でした、畳がみえますね。
エントランスホール見返しです。
生活スタイルの変化は部屋の雰囲気を大きく変えます。
住まわれる方の年齢も変わるのですが、それだけでは無い変化があります。
メチャ広いです、少なくとも僕の家なんかLDKに入っちゃう!笑!

築何十年、階高や建具の大きさに対する建築の基本的な考え方の違いがを感じます。
もう少し天井高さを取ってあげたいのですが、ギリギリまで確保しました。
『低い』とは感じないくらいには成ったと思います。
引きは違いますが、上の写真と角度は一緒。
雰囲気を大きく変えるので、家族生活のメインのこの場はサッシも変えました。
大きな音や振動が出るし、防水の処理など細心の注意も必要ですが、ここはやらねば!
LDKの見返しです。
以前にもご紹介したキッチン。

さて、もう一つの階

キッチン、洗面、お風呂、居室を一部屋改装します。

旧キッチンです、扉の丁番などが狂いだし、調整が利かないところまで来ました。
ベテランの調理空間なので、要望もブレが無いしシンプル。
完成当初から存分に使いこなされると思います。
下処理、調理、ごみ置き場、扉の開閉、機器の配置、ブレなし。
すぐに壊れないように、複雑な動きをするものもNGでした。
洗面所です。
カウンター上に出ているものが棚に収まるようにしました。
後は、清潔感ですね。
お風呂も改装しました。
居室は一部屋だけ改装しました。
角度は違うけど、右奥に写っている窓は上の写真と同じ窓です。
この部分のサッシはいじりませんでした。
障子部分を改修。
ほぼ同じ角度です。


まとめてみて頂くと、雰囲気が一味違います。











2010/07/20

コンペ案

大学のキャンパス計画及び新館の計画案です。
散々悩み倒した計画です。





限られた面積のなかで、使用方法に工夫を求められていました。
建築だけで答を作ることなく、パーテーションはじめ什器などを活用する提案です。

建築の開放性が求められていたので大きな開口を持つ部分があります。
建物が取り込む熱エネルギーの処理仕方に工夫が必要です。

詳しくはココ ↓  で、覧下さい。





2010/07/16

食べるラー油

なかなか美味いもんですね!

2010/07/13

『奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅』


建築に限らず、物を作る人が読んだら初心に帰れるのではないかしら。
作るときの心構えや情熱、蓄積され・準備された知識の重要性、仕事の環境を整える事の大切さ・・・
言ってみれば当たり前の事を再認識させられます。

その意味では、注文する側の人間にもぜひ読んでもらいたいかな・・・
設計者や施工者だけが何かを生み出すのではないと言うことを再認識させられます。


昭和30年代の『公団』のお話しです、集合住宅を沢山作った公団の若かりし頃のお話です。
都市に人が集まりだし、大量に住宅を必要とした時に、良質な集合住宅を作ろうとしたチームの事が中心に語られています。

奇蹟の団地、阿佐ヶ谷住宅と呼ばれている集合住宅が有るそうです、僕も初めて知りました。
掲載されてる写真は魅力的な外部空間の溢れるばかりの緑が写っています。

本当に都内に有るの??みたいな感じです。
当然実物を見てみたい気持ちに駆られます、邪魔にならないように訪れてみたい。


建築の設計、ランドスケープのプロなど、集合した面々は日本建築界に足跡を残している能力のある方達ではありますが・・・
才能も有るに越した事ないけど、必ずしも天才ではなくとも志のある訓練されたプロがしっかりと作る事に向き合うと良い物ができるんだ、と感じさせられる本です。
そして、物を作らせる側の度量や知識も何かを生み出す事に重要な要因である・・・と、書かれています。


図面や写真の読解は建築の専門家の方が慣れているとは思いますが、間取り図は誰だって引越しの時に見比べるし、是非皆さん手にとってご覧になると良いと思います。
読みやすい文章で書かれています。





2010/07/02

佳境=戦場のようです、またもや…

製作物が入りだしました。
いよいよ終了まじか・・・もう、大変です。
住みながら改修を、とのご希望でしたが、キッチンと風呂も改修範囲に入っています。

無理なさらないほうが良いです・・・とお話して、8階を先に竣工させました。
で、この階の改修です。

この状態をご覧に成ればとても団欒なんか出来無い事は理解して頂けたでしょう。
と言っても夜は降りてきて、手付かずの部屋でユックリ休まれています。

さて、もう一息です。